小児矯正治療といえば、『拡大床』を取り合えず勧める先生が多いです。
しかし、歯並びを広げる量を解っていなかったり、限界を超えて広げてしまい、
患者さんが当院にご相談になるケースがあります。
『拡大床』のデメリットはこちら↓
- 将来的に大人の矯正治療の必要性はなくならない。
- 広げた歯並びは矯正治療後に幅が戻ってしまう。
- 拡大できる量には限界がある。(4ミリ程度)
- 使用時間が短いと全然広がらない。
- 永久歯が大きければ、広げても無駄になる。
そのため、当院では限られたケースでしか『拡大床』を使用しません。
『拡大床』を使用するケースはこちら↓
- ご本人とご家族が一時的でも歯並びを綺麗にしたい場合。
- 将来的にガタガタになる確率が低いと分析できた場合。
Q.いつ『ガタガタ』は矯正治療をすればいいの?
Ans.ガタガタの歯並びだけに
問題がある場合の患者さんは、
トータルの治療期間や
治療費から考えて、
永久歯がすべてそろってからの
大人の矯正治療がオススメです。
それまで、有意義な成長と思い出を
一緒に育んでいきたいですね。
『交叉咬合』拡大床で治しました!
Before 7歳 0か月
After 8歳 2か月
矯正治療期間 1年 2か月
矯正治療費506,000円
月額およそ36,000円
上あご拡大床
ワイヤー矯正
矯正料金の内訳はこちら↓
①精密検査料金
44,000円
②基本矯正料金
385,000円
③処置料金
5,500円×14か月分=77,000円
①+②+③=506,000円
月額およそ36,000円
検査所見(問題点)はこちら↓
①『交叉咬合』
奥歯が十分に咬んでいない
②『正中離開』
上の前歯が開いている
という状態でした。
治療方針
幅が狭い上あごを広げるために、
【拡大床】を毎日10時間装着してもらいました。
学校につけていく必要がないんです。
その後に上下の前歯にワイヤー矯正でキレイに仕上げました。